今回は、バンド【Scorpions】のアルバム『Love at First Sting』より、曲「Rock You Like a Hurricane」をご紹介させて頂きます。
このアルバムは、1984年にリリースした9作目の世界的なヒットアルバムです。マイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロートの在籍時の様な、ギタリストの個性は強くありませんが、リズム・ギター:ルドルフ・シェンカーとヴォーカル:クラウス・マイネを中心とした統一感のある曲作りにより、バンドとしての一体感が強まっています。ご紹介の曲は、全米25位にもなったバンドを代表する曲です。
Scorpins – Rock You Like A Hurricane
ルドルフ・シェンカーの強烈かつシンプルなギターリフから曲が始まります。そこに、マティアス・ヤプスのリード・ギターで盛り上げ、クラウスのヴォーカルへと繋がります。この強烈かつシンプルなバッキングに、業界屈指のヴォーカリストであるクラウスの声が引き立ちます。間奏のギター・ソロは、ヤプスによる名演で、曲を盛り上げています。曲はシンプルですが、静と動の対比やギター・ソロにより飽きさせない構成になっています。
今回の「心の琴線に触れる音」は、曲名の通りハリケーンを想像させるイントロのルドルフ・シェンカー渾身のメインリフです。この曲は、数多くのアーティストにカバーされており、各バンドの個性が楽しめますので、ぜひ色々なバンドのカバーを聴いて頂きたいです。もちろん、原曲の良さも感じて頂けると思います。
バンドリーダーの兄:ルドルフと弟:マイケルの不仲となっている事は、非常に残念でありますが、これだけのバンドを率いてきたお兄さんは、凄い人だと思います。弟は世界一のギタリストを目指し、兄は世界一のバンドを目指した。素晴らしい兄弟なので、仲良くなって欲しいです。同じフライングVがシンボルのシェンカー兄弟を、これからも応援していきたいです。マイケルは、お兄さんはギターが引けない駄目兄と言っていますが、ヴォーカル:クラウスの事だけは相当高く評価しています。元々クラウスは、マイケル・シェンカーと一緒にコペルニクスというバンドで一緒でした。マイケルのギターは、レスポールでしたが、壊れたときに借りた兄のフライングVが気に入って、今のようにシンボルになったのですから、兄との繋がりは深いのです。
バンド【Scorpions】のシンプルでストレートな良さを少しでも共感して頂けると嬉しいです。
お兄さん(ルドルフ)のカッコ良い写真。スコーピオンズのリーダーです。
たまにギター・ソロを弾く曲があり、テクニックは及ばないものの、弟マイケルにも似た叙情的な音を出します。今度、紹介させて頂きます。
当時のプロモーションビデオ
Scorpions – Rock You Like A Hurricane – Official video clip HQ
若い頃のライブ映像
Scorpions – Rock You Like A Hurricane – 8/31/1985 – Oakland Coliseum Stadium (Official)
クラシックとの共演バージョン
Scorpions – Rock You Like a Hurricane – Berlim Philarmonic Orchestra
マイケル・シェンカーのバンドでの、ルドルフ共演
MICHAEL SCHENKER [ ROCK YOU LIKE A HURRICANE ] LIVE HIGH VOLTAGE
ジョージ・リンチのカバー
George Lynch and Kelly Hansen – Rock You Like a Hurricane (Scorpions Cover)
ガルネリウスによるカバー
Galneryus – Rock You Like A Hurricane (Scorpions Cover)
ご紹介のアルバムです。
コメント