今回は、バンド【H.e.a.t】より、アルバム『Address The Nation』より、曲「Heartbreaker」をご紹介させて頂きます。
ご紹介のアルバム『Address The Nation』は、バンド【H.e.a.t】が2012年に発表した3枚目のアルバムです。2枚目のアルバム『Freedom Rock』の後、ヴォーカルのケニー・レクレモが脱退し、アメリカのオーディション番組出身のエリク・グローンウォールが加入したアルバムです。
バンド【H.e.a.t】の2枚目のアルバムの紹介はこちら
ヴォーカルの違いを聴き比べてみてください。曲は、どちらも素晴らしいです。
新ヴォーカルの声は、80年代サウンドを思わせるバンドにもマッチし、楽曲も素晴らしい名作アルバムになりました。良質な曲が多い中、どこか黄昏を感じる叙情的な曲をご紹介させて頂きます。
ご紹介曲「Heartbreaker」の原曲です。
H.E.A.T. – Heartbreaker
イントロから哀愁漂うメロディーとグルーブ感のある80年代サウンドに、思わず顔がニヤけてしまいます。新ヴォーカルのストレートなハイトーンボイスは、良質でシンプルなギター中心のバンドにマッチしています。曲の自然な展開と合わせて、何の不純物も無い音が直接、心に染み込んできます。曲名「Heartbreaker」の日本語直訳は、”胸が張り裂ける思いをさせる人”です。その曲名の通り、聴くと心がムズムズする曲です。黄昏を感じ、哀愁を漂わせながらも、力強さを持った曲です。曲の長さも、3分5秒と短く、無駄の無いミニマリストな曲です。
今回の「心の琴線に触れる音」は、イントロ部から続く曲のモチーフのコーラス・メロディー、そして2:02~2:18のギター・ソロです。ストレートで飾ることの無い叙情的なギターの音は、心に染みますね。こういうギター・ソロが弾けるようになりたいです。それに私自身も哀愁を漂わせた「Heartbreaker」になりたいものです。
曲「Heartbreaker」当時ライブ映像
H.E.A.T – “Heartbreaker” Live @ L’Orient
ギターも、ヴォーカルも、心に沁みる良い音を出してますね。
最近の曲「Heartbreaker」のライブ映像
H.e.a.t – Heartbreaker, Sweden Rock 2018
ギターのオリジナルメンバー:デイヴ・ダロンは、ご紹介のアルバム『Address The Nation』の後、2013年に脱退しますが、2016年から復帰しています。昔はストラトを弾いていましたが、この時はレスポールです。
ご紹介のアルバム『Address The Nation』です。
Address the Nation by H.E.A.T (2013-09-24)
- アーティスト: H.E.A.T
- 出版社/メーカー: Jvc Japan
- メディア: CD
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スウェーデンを代表するメロディアス・ハードの人気バンド【H.e.a.t】。彼らの3枚目のアルバムは、ヴォーカル:エリク・グロンウォールが加入した記念すべきアルバムです。良質な80年代HR/HMが好きな人は、是非聴いて頂きたいです。
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