今回は、バンド【Dokken】の最高傑作とも言われるアルバム『Under Lock And Key』より、名曲「The Hunter」をご紹介させていただきます。
いかにも80年代のLAメタルといった曲は、曲の構成に無駄が無く演出も申し分ない名曲です。ヴォーカル:ドン・ドッケンが歌うメロディーと、曲を演出するギター:ジョージ・リンチの2人が非常にバランス良く、聴いていて美しさを感じます。これがLAメタルと言わんばかりの名作です。
ヴォーカルのドン・ドッケン
残念な事に今では病気のため、喉を痛めて自慢のハイトーンが出なくなってしまいましたが、この曲のオリジナルでは、当時のLAメタルを代表するような美しい歌声が聞けます。彼は、ギターの腕も高いそうで、ギタリストに向ける目は厳しいものがあったとの事。ギター:ジョージ・リンチとの不仲は良く話題にあがりますが、それも原因ですかね。でも解散後の再結成や、一緒に昔の曲をライブしたり、言われる程相性は悪く無いのかもしれません。喉を痛めた後は、若手育成のプロディースも行っているそうです。
ギターのジョージ・リンチ
見た目については、アルバム発売当時は細身のイメージでしたが、途中から筋骨隆々のイメージに変わりました。彼は感情が高ぶった時には、頭をプルプルさせてギターを弾くので、いかにも力が入っている事が分かり、魂心の音が聞けます。バンドからジョージ・リンチが脱退し別のギタリストが弾くと、どうしても物足りなさを感じます。やはり彼の強い個性があってのドッケンです。具体的には、動物的な感性の強いピッキングとヴィブラート、そして持ち前のスリリングなスピード感です。ぜひギターの彼らしさを味わって欲しいです。昔はライブでも少し不安定な演奏でしたが、時間が経過し、日頃の鍛錬の成果により演奏技術が明らかに向上しています。これはプロのギタリストとして素晴らしい事です。努力の人ですね。
原曲サウンドのPVです
Dokken – The Hunter (Official Music Video)
メンバーのイメージ映像が面白いです。
当時のライブ映像です。
Dokken – The Hunter (live 1986) Detroit
これがLAメタル。音は悪いですが当時のライブの雰囲気が良く伝わります。
比較的最近のライブ映像
Dokken – The Hunter (Live 2018)
ヴォーカル:ドン・ドッケンは、喉の病気のためオクターブを下げて歌う事が多いですが、彼の存在感は健在ですね。ギター:ジョージ・リンチは、昔から見た目は変わってストレートの黒髪ですが、強い個性はそのままに、演奏技術が明らかに向上しています。歳をとって演奏技術が上がるというのは凄い事です。筋トレも絶やしていないのでしょうね。
ご紹介のアルバム『Under Lock And Key』。ドッケンの最高傑作です
全曲が素晴らしいく、本当に捨て曲が1つも無いアルバムです。コピー・バンドの題材としてもオススメします。ギター練習課題としも、曲が良くギターも弾きやすい所が多いので、少しずつ弾ける所を増やす事が出来てオススメです。(私はコピーしてファンになった口です)
コメント
2018のLiveはジョージじゃないんじゃ…
そうだったみたいですね。
今まで、ジョージ・リンチだと思い込んでいました。