今回は、バンド【Amorphis】のアルバム『Eclipse』より、曲「House Of Sleep」をご紹介いたします。
バンド【Amorphis】は、昔から独特の哀愁を感じるメロディック・デスメタルでしたが、2006年にボーカルがトミ・ヨーツセンに変わり、フィンランドの民族的な音楽を取り入れ、高い次元で哀愁漂いながらも、非常に心に沁みる独特のサウンドになりました。今のAmorphisにとって、このアルバムが大きな転機になっていると思います。
そんなアルバム中でもこの曲は、万人に受け入れられ、日本人の民族音楽にも共通するような哀愁を感じる曲です。この曲はシングルカットされ、フィンランドで初登場1位になったのも聴けば分かって頂けると思います。日本人とフィンランド人には、何か共通の感性があるのでしょうね。
Amorphis – House of Sleep
イントロから、哀愁の波が押し寄せてきます。どこか懐かしい響きで心地良く、それでいて力が湧いてきます。Aメロでは、個性的で心に沁みるボーカルの声と、散りばめられたピアノの音に心が安らぎ癒やされます。そして、サビでは、ボーカルの声に乗せて再び独特の哀愁の洪水に溺れます。この様な哀愁と安らぎの曲の中、間奏とその後の転調したサビからは、ふと人生を振り返り、また新たな気持で力強く歩き出して行く力が湧いてくるのを感じます。
今回の「心の琴線に触れる音」は、1:02~1:32 のサビです。この民族的なエッセンスの哀愁に浸り、心地よく癒やされ、明日に向けた前向きな力が湧いてきます。メタルでありながら、これ程までに哀愁と安らぎを感じられるバンドは数少ないです。この様な音を提供し続けるバンド【Amorphis】のメンバーの皆さんは、真面目で人柄も良いのだろうと思います。
プロモーションビデオ
AMORPHIS – House of Sleep (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
最近のライブ映像
AMORPHIS / House Of Sleep ( Osaka, Japan 2018 )
日本のハチマキしています。こういうのは、ちょっと嬉しいですね。
特別なギターテクニックなどが無くても、素晴らしく心に沁みる音を創り続ける【Amorphis】というバンドの存在、その良さを、少しでも分かち合えれば幸いです。
他にも沁みる曲は沢山ありますので、またご紹介させて頂きます。
ご紹介のアルバムです。
- アーティスト: アモルフィス
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: CD
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