今回は、バンド【X JAPAN】のアルバム『BLUE BLOOD』より、曲「WEEK END」をご紹介させて頂きます。
アルバム紹介『BLUE BLOOD』
このあるアルバムは、日本のロック・バンド【X JAPAN】(※まだXの時代)の1989年に発表した2枚目の作品です。バンドにとっては、メジャー・デビューアルバムでした。このアルバムには、知名度の高い定番曲も多数収録されており確実に名盤です。このバンドに影響を受けた人も多数だと思いますが、私もこれを聴いて、ハード・ロックに目覚めた一人です。バンドスコアも持っていました。ヴィジュアル系バンドですが、楽曲や演奏力は紛れもない本物の優れたアーティストです。今聴いても、素晴らしいと思えます。そんな名盤アルバムの中から、格段に格好良いロックナンバーを紹介させて頂きます。
YOSHIKIとKISSの出会い
バンドのリーダーであり、ドラム・ピアノを担当、ほぼ全ての作曲を行うYOSHIKIの人生は壮絶です。11歳の頃に父親を自殺で無くして、怒り・苦しみ・悲しみを感じている頃に、バンド【KISS】のアルバム『Love Gun』に出会いました。母親に連れていってもらったキッスの武道館コンサートで、ロックの素晴らしさを知ったそうです。2019年の大晦日、今年を締めくくる紅白歌合戦では、共演が実現します。どんな共演になるか、楽しみですね。現在【KISS】は、2019年1月からの引退ツアー中で日本公演中です。そちらも含めて感慨深いです。YOSHIKIは、誕生日のサプライズにオバマさんが来る程の世界のYOSHIKIになっていますが、正ドラマーを押しのけてドラムを叩くのは【KISS】ファンからも辞めて欲しいという声が上がっているようです。ぜひピアノでコラボして欲しいですね。
曲紹介「WEEK END」
X-WEEKEND(BLUE BLOOD TOUR)
曲の歌詞は、自殺をテーマにした曲です。ギター・ソロは、シングル版とアルバム版で異なりますが、アルバム版の方が個人的に好きです。ライブ版ではありますが、かなり完成度が高い演奏です。原曲が著作権上の問題で見られないようですが、ほぼ原曲通りに再現しています。
イントロのクリーン・トーンから、格好良いロックンロールのギターリフに曲が始まります。モチーフとなるギターリフと、リズムとメロディーの動きが非常に心地良いです。更に、所々に哀愁のメロディーが感性に語りかけます。また、TAIJIのベースラインが非常にセンスを感じ、やや他のメンバーと異なるファッションも含めて、音楽性も格好良いです。2011年に急逝したTAIJI、ご冥福をお祈りします。
ギター・ソロでは、まずはHIDEによるセンス溢れる綺羅びやかなフレーズ、次にPATAのフレーズをしっかり捉えたソロ、最後に2人の息のあったツインリードで締めます。HIDEとPATAの2人の姿を見ると目頭が熱くなります。HIDEの1998年の死は多くの人に強い記憶として残っています。ご冥福をお祈りします。
今回の「心の琴線に触れる音」は、ギター・ソロです。フレーズや構成、どれを取っても非常に完成度が高いです。HIDEのソロ、PATAのソロの2人の個性、最後の息のあったツインリードのハモリシーンでは、素晴らしく芸術的であり、変化に富んだギター・ソロの名作です。
MP3ダウンロード:アルバム『BLUE BLOOD』と曲「WEEK END」
日本の誇る伝説的なメタルバンド【X JAPAN】の最高傑作です。曲としては、紅、X、BLUE BLOOD、WEEK END、オルガスム、ENDLESS RAIN など、名作が多数です。このアルバムの音源は、youtubeでは聴けないようですので、手に入れて損はありません。
ロックンロール調でありながら、深みのある名曲です。 紅、Xとは異なった魅力があります。
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