今回は、バンド【Green Day】のアルバム『Dookie』より、曲「When I Come Around」をご紹介させて頂きます。
アルバム紹介『Dookie』
このアルバム『Dookie』は、アメリカのパンク・ロックバンド【Green Day】が1994年に発表した3枚目の作品です。”Dookie”の日本語訳は”ウンチ”です。名前からしてもパンクですね。このアルバムでメジャーデビューし、全米2位となり、今や世界で2000万枚の売上を上げる大ヒットとなりました。個人的に、パンク・ロックは、どうも苦手なのですが、【Green Day】に限っては心に響くサウンドで大好きです。このバンドは、スリーピースで非常にシンプルな曲で、短い曲が特徴です。名曲も多く、バンドの良さが非常に出ている名盤アルバムを、私が好きになった切っ掛けは、学祭の時にバンドで演奏した事でした。その時の曲が、ご紹介する曲「When I Come Around」です。私は、当時からマイケル・シェンカーの大ファンでMSGやUFOの曲を自分のバンドでやる中、この曲はゲスト出演しバッキングからギター・ソロまでマイケルが弾くイメージで参加しました。気持ちを込めてギターが弾ける名曲とも言えます。
バンド中心メンバーの2人:ビリーとマイク
中心メンバーのボーカル&ギター:ビリー・ジョー・アームストロングは、10歳で父を亡くし、14歳で新しいお父さんが来る波乱の人生。ベース&コーラス:マイク・ダーントは、お母さんが、麻薬中毒で子供を育てられないため、養子に出され、その家庭で両親が離婚。そのお母さん側についていき、新しいお父さんが来るも、高校生の時、お母さんがいなくなってしまう。残されたお父さんと仲良くしていたが、27歳の頃に癌でお父さんを無くす。更に、有名な伝説のエピソードがあります。
伝説のエピソード
幼馴染のビリーとマイクの2人は、波乱の人生を成功に向けるため、CD会社と契約しようと考え、レコーディングの社長にオーディションをお願いしに行きました。しかし、関わりたく無いと思った社長は「200マイル(320km)北にある田舎の小屋で夜オーディションをしよう」と嘘を言いました。しかし、ビリー達はギターなど機材を持って小屋に向かいました。ところが、小屋の鍵は閉まっていました。仕方なく、ドアを壊して中に入ると、屋根が無く電気もありませんでした。社長は、無理を確かめに約束の時間に小屋に来ました。ここからが伝説です。何とビリー達は、発電機を盗んでギターを鳴らせる状態にし、真っ暗な部屋は近所の子ども達が持つロウソクで照らし、社長に向けた伝説のライブが始まったのです。そして契約を勝ち取りました!
引用しました。詳しくは、こちらへ
曲紹介「When I Come Around」
Green Day – When I Come Around – [HQ]
イントロのリフは、力を込めてミュートで歪んだ音が心地良いです。ボーカルが入り、哀愁漂うメロディーに、頭の中のモヤモヤした霧が晴れて行きます。
伝説のエピソードを知らずとも、この曲から湧き出る彼らのエネルギーは、充分に感じられます。人生は、もっとシンプルで良いのかも知れないと思ってしまいます。
今回の「心の琴線に触れる音」は、モチーフとなるギター・リフと、その上に乗った哀愁メロディーのボーカルが絶妙なバランスで気持ちが良いAメロ部です。彼らの力強い情熱に、まるで人生を教えられているようです。
パンクは苦手なHR/HM派の私ですが、バンド【Green Day】は、非常に素晴らしいバンドだと思ってます。彼らから格好良さ・カリスマ性を感じるのは、彼らが力の限り志を持って人生を生きているからだと思います。パンク・ロックの名曲、ぜひ聴いてみてください。
ライブ版:When I Come Around
Green Day – When I Come Around [Live]
これを見て、私もジャンプして弾いた事を思い出しました。ステージで演奏する姿からもカリスマを感じます。
MP3ダウンロード:アルバム『Dookie』と曲「When I Come Around」
パンク・ロックの伝説的な名盤です。これを知らなかったら損です。パンク嫌いなHR/HM派にこそ、お勧めしたいアルバムです。
バンド【Green Day】の中で、一番好きな曲です。
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