今回は、バンド【Rainbow】のアルバム『Long Live Rock ‘n’ Roll』より、曲「Kill The King」をご紹介させて頂きます。
曲「Kill The King」をご紹介します
ご紹介するのは元バンド【Deep Purple】で有名な大物ギタリストのリッチー・ブラックモアが率いるバンド【Rainbow】の3枚目のアルバム『Long Live Rock ‘n’ Roll』です。日本名は『バビロンの城門』、ご存知の方も多いと思います。ボーカルは、ロニー・ジェイムス・ディオ、メタル界のゴッドファーザーと呼ばれています。コブシを効かせて歌う事から、日本では「メタル界の北島三郎」と呼ばれているとか・・。彼はバンド【Black Sabbath】(ブラック・サバス)や自らのバンド【Dio】(ディオ)でも活躍しています。ドラムは、音を聴けば分かるコージー・パウエルです。リッチーと合わせて、3人の大物アーティストが共演しており、それ自体でも強力です。そんな強力メンバーのアルバムから、ハードロックとして外す事が出来ない点とも言うべき曲「Kill The King」をご紹介させて頂きます。
曲「Kill The King」の原曲とリッチー・ブラックモアについて、解説します。
RAINBOW Kill The King HQ Original Studio version
イントロのアルペジオ、ベースやドラムが徐々に加わってくる展開に、鋼鉄の魂が震えます。イントロの後のリフ、これもシンプルですが鋼鉄の魂をワクワクさせる名リフです。ボーカルパートでは、ロニーの力強い声に在感がありハードロックの原点を感じます。2:07~2:42のギター・ソロでは、リッチー・ブラックモアらしい個性的なギターが聴けます。何より楽曲の構成が美しく、曲の最後も綺麗にまとめています。起承転結が明確でメリハリがあります。この様な曲構成がバンドの特徴であり、バロック音楽を取り入れた様式美スタイルの先駆者とも言われています。
今回の「心の琴線に触れる音」は、曲のモチーフとなるリフと、2:07~2:42のギター・ソロです。リッチー・ブラックモアらしい個性的なサウンドです。最近のテクニカルなギターとも、マイケル・シェンカーの様な叙情的な音ともアプローチが異なります。純粋に陶酔したような表現方法で、人間の内なるものを感じます。
曲「Kill The King」の各種映像リンクです
当時の「Kill The King」ライブ映像です。
Rainbow Kill The King (Legendado)
リッチー・ブラックモアは、テクニカルなギタリストでは無いと思いますが、独特な味わい・深みのある音を奏でます。このようなサウンドを作る中心がリッチーのカリスマ性であり、存在価値だと思います。ステージの動きも、怪しく存在感・魅力を感じます。
SYUによる「Kill The King」ライブ映像
syu- kill the king (rainbow)
SYUのギター、ちょっとマイケル・シェンカーっぽいソロになっています・・。SYU自体は、マイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロート、イングヴェイ・マルムスティーンの影響が強いと思います。気になる方は、そちらの記事を見ていただけると参考になると思います。
バンド【Adrenaline Mob】による曲「Kill The King」カバー
Adrenaline Mob – Kill The King (Rainbow Cover)
メタル化させた曲「Kill The King」といった感じを受けます。音の切れがあります。ギター・ソロは、リッチー・ブラックモアに敬意を払って弾いていますね。彼らが影響を受けた事は言うまでもありませんね。
曲「Kill The King」王様によるカバー
王様を殺せ!
色物感はありますが、知名度が高いですよ。ギターは結構上手いので敬意を表したいと思います。原曲の良さを広めるために大きく貢献してくれました。
曲「Kill The King」が入ったアルバム『Long Live Rock ‘n’ Roll』です
ハードロックの原点、鋼鉄の魂を震わせる原点が、ここにあります。古き良きものを、少しでも多くの人に知ってもらえれば嬉しいです。
コメント
始めまして♪
超名曲ですよね、大好きです(^^)
コメントありがとうございます!
嬉しいです!!
アマチュアバンドやられて良いですね。刺激になります。
私は大分バンドから遠ざかっていますが、最近ギター熱が復活して、丁度リハビリ中でした。
また、見に来てください。