今回は、バンド【Racer X】のアルバム『Second Heat』より、曲「Heart Of A Lion」をご紹介させて頂きます。
ご紹介のアルバム『Second Heat』は、バンド【Racer X】が1987年に発表した2枚目のアルバムです。このアルバムの後、1988年にポール・ギルバート(Paul Gilbert)は、あの【Mr.Big】(ミスター・ビッグ)に参加する事になります。若かりし頃の彼の演奏が聴けるアルバムの中でも、一際洗練された名曲をご紹介させて頂きます。この曲は、何とメタル・ゴットのバンド【Judas Priest】の未発表曲で、バンド【Racer X】に提供した曲でした。
ご紹介曲『Heart Of A Lion』の原曲です。
Racer X – Heart Of A Lion (Official Audio)
イントロの哀愁漂うギターリフを聴いただけで、全身の熱い血が高揚します。ボーカルが入り、クリーントーンのギターによる美しいアルペジオが心に沁みます。そしてイントロでも登場した名リフがサビでも登場します。
2:09~3:39付近では、ポール・ギルバート(Paul Gilbert)とブルース・ブイエ(Bruce Bouillet)のツインギターが曲を劇的に演出します。テクニックも然ることながら、感性に訴えるフレージングは味わい深く、心を揺さぶられます。
今回の「心の琴線に触れる音」は、0:00~0:07のイントロのリフです。曲のモチーフとなるシンプルなリフですが、心に響く熱い音です。リフのフレーズ最後に、ピッキング・ハーモニクスに乗せた熱いヴィブラートが、曲中で最高にメタルの魂を震わせる音です。曲名「Heart Of A Lion」の通り、魂に共鳴する強い音です。この曲を聴くと、ライオンの様に勇敢になれます!名曲です。
曲「Heart Of A Lion」の当時のライブ映像です。
Racer X 1988 Heart of a Lion
卓越したツインリードは圧巻ですが、曲の良さを感じます。
ポールは、テクニカルですが、シッカリ音に心を乗せるギタリストです。
ブルースも上手いです。
【Judas Priest】による元祖「Heart Of A Lion」のデモ曲
Judas Priest – Heart of a Lion
バンド【Judas Priest】のデモ音源です。これが本当の意味で原曲になります。バンド【Racer X】による公式版では、細部までアレンジが加えられている事が分かります。しかし、この原曲の持つ、熱いメタルサウンドは、ここから始まり受け継がれました。
バンド 【Judas Priest】の記事です。今後は別の曲も紹介予定です。
バンド【HALFORD】による曲「Heart Of A Lion」の演奏です
Halford – Heart Of A Lion
バンド【Judas Priest】のボーカルであったハルフォード自身のバンドによるライブです。ハルフォードのボーカルはメタル・ゴッドと呼ばれるだけあり貫禄があります。ギター・ソロの掛け合いの展開も良いですね。
ご紹介の曲「Heart Of A Lion」です。
バンド【Racer X】の 2枚目のアルバム『Second Heat』です。魂を震わせる80年代のメタルが少しでも多くの人に知って頂けると嬉しいです。
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