今回は、バンド【Metallica】のアルバム『Ride The Lightning』より曲「Creeping Death」をご紹介させて頂きます。
このアルバムは、伝説のベーシスト:クリフ・バートンが加わった2ndアルバムです。
クリフ・バートンは、3rd「Master Of Puppets」にも参加していますが、その後に交通事故で亡くなってしまいます。それ以降の彼では無いベースと比較すると、バンドを心に沁みるメタルサウンドに仕上げていたのは彼の功績だったのでは無いかと感じます。
この曲は、スラッシュメタルというジャンルを作ったと言われる【Metallica】を代表する曲です。私は学生時代に、この激しいダウンピッキングの連続のリフを弾き過ぎて、腕が腱鞘炎になった事がありました。
初期メンバーには、【Megadeth】のデイヴ・ムステインも在籍していたそうですが、デイヴの酒癖に問題があり解雇されたようです。
Metallica – Creeping Death
【Metallica】の曲には、イントロからリフに掛けて見せ場になる事が多いのですが、この曲も最初から見せ場がやってきます。
初めて、このイントロとリフの展開を聴いた時は、まさに雷に打たれた様に、鳥肌が立って痺れました。
今回の「心の琴線に触れる音」は、0:00~0:56のイントロとリフの見せ場です。彼らの音は誰かのマネでは無く自分たちが創った音であり、その自信や迷いの無さを感じます。カーク・ハメットのギターソロは勢いがあり、メタルの曲を十分に盛り上げています。
ギターに関しては、6分30秒間の曲を全て渾身のダウンピッキングでやり切る持久力も、スラッシュ・メタルの醍醐味だと思います。ある意味スポーツだと思います。もちろん、ドラムやベースにも持久力は当てはまります。
昔のライブ映像です。
Metallica – Creeping Death 99( very high quality )Woodstock
ライブでは、曲のスピードが大分速いのですが、演奏が多少雑であっても、パフォーマンスを大事にしているのでしょう。サービス精神が旺盛なのは彼らの人の良さです。
このリフを夢中で弾き、バンドの一体感を味わう事により、一切の雑念・迷いが捨てられ、まるで心が浄化される様です。曲が終わるとランニングで走り切った時と同じ様な清々しさを感じます。不思議と何か足りなかった心が満たさせて、よし頑張ろうと思えるのです。
最近のライブ映像です。
Metallica: Creeping Death (Helsinki, Finland – May 11, 2018)
極限までベースを下げて弾く、ロバート・トゥルージロの演奏にも是非注目して頂きたいです。
ジェイムズ・ヘットフィールドの声が、昔より力強くなった気がします。
バンド【Metallica】について、何か新しい発見をして頂けると幸いです。
ご紹介のアルバムです。
- アーティスト: メタリカ,ジェイムズ・ヘットフィールド,ラーズ・ウルリッヒ,クリフ・バートン,デイヴ・ムステイン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: CD
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コメント
いつもながら選曲が素晴らしい!