マイケル・シェンカー

【Michael Schenker Group】 Broken Promises

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今回は、バンド【Michael Schenker Group】のアルバム『Assault Attack』より、曲「 Broken Promises」をご紹介させて頂きます。

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Assault Attack

この曲は、我が師匠(Michael Schenker)のギターソロが堪能できる曲です。

曲はミドルテンポで、非常にシンプルなギターリフで展開されます。リフ自体は単純ですが、キレが抜群で、グラハムボネットのどこまでも伸びるボーカルとマッチして、素晴らしいサウンドになっています。

今回の「心の琴線に触れる音」は、2:42~3:36の長いギターソロです。鳥肌が立ちます。これこそが泣きですね。

師匠の数々のギターソロの中でも、ベスト10に入るギターソロだと思います。

非常にストレートでシンプルなフレーズに、演奏テクニックは、ごく普通のヴィブラートやチョーキングなど基本テクだけ。それで心を揺さぶられるのは、あきらかに表現力ですね。シェンカーが神と呼ばれるのは、このシンプルなフレーズを高い表現力をつけて、心を揺さぶらせる演奏力だと思っています。全ての人生や魂から湧き上がる衝動をギターに乗せて弾いているように聞こえますよね。こちらも真剣に聴いて、細かい1つ1つの演奏を受け止めて参りましょう。

<ギターソロの聴きどころ解説>

  • 2:42~2:45:ソロのスタートは、天にも昇るようなストレートな音から始まり、湧き上がる思いで音程で上がっていきます。この気持ちを込めた心の揺れをそのまま伝えたヴィブラートを是非聴いてください。
  • 2:46~2:51:余韻を持って音程が下がってくる中で伸びのある音とワウペダルによる音の変化が心に訴え掛けます。
  • 2:52~3:03:哀愁の漂う入りの音から徐々に勢いを増し、音程が上がっていきます。その1つ1つの音のアタックの強弱とタメや間の微妙な違いが、人間が弾いている心の音を感じさせます。そして最後は決めフレーズで締めます。
  • 3:04~3:09:至高のメロディーとトーンとヴィブラート、この言葉に出来ないこのフレーズが素晴らしいです。ここまで心を震わせる音が出せるのは流石です。だから神と呼ばれるのですね。人を感動させる音が出せる事は素晴らしいですし、その感動を受け取る事ができて幸せです。
  • 3:09~3:12~3:15:至高の決めフレーズが炸裂します。この哀愁漂う中で強い言葉で言い切った様なこのフレーズ。最高ですよね。ここまで出せるって凄いです。ここだけをAB間リピートで何度も聴いて、何度もギターでフレーズをコピーしようと繰り返した事か。その哀愁漂う余韻を持って音程が下がっていきます。
  • 3:16~3:27:余韻を持って流れるように音程が上がって下がります。迷いのない、1音1音を丁寧に弾いている。これは、師匠ならではのスピード感溢れる丁寧なプレイが聞けます。強い気持ちで気迫を感じます。
  • 3:27~3:36:メロディアスなフレーズから、最後は決めフレーズで元の展開に戻します。この戻し方、こんな展開もあるのですね。起承転結。強い意思を感じます。これは大満足ですよね。また何度も聴いてしまいそうです。

ご紹介のアルバムです。

黙示録 (Assault Attack)

黙示録 (Assault Attack)

  • アーティスト: マイケル・シェンカー・グループ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2012/06/06
  • メディア: CD
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グラハムとのアルバムは、力強い作品です。名曲揃いの名盤です。

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心の琴線

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